オス犬の発情期はいつから始まって何歳まで続く?季節との関連性はあるの?

子供が欲しい、自然のままでオスらしく育てたい、手術のリスクを考えてなど、様々な理由で愛犬は未去勢のままという選択をしている飼い主の方もいると思います。

未去勢のオス犬を飼っている方が悩まされるのは、発情期ではないでしょうか?

今回は、オス犬の発情期の特徴やマウンティングとの関係などについて解説していきます。

オス犬の発情期はいつから始まる?

犬は人間の何倍ものスピードで成長します。

つい最近まで子犬だと思っていたのに、発情期の兆候が見えてびっくりなんてことも。

  • 子犬が3ヶ月で発情期を迎えることはあるの?
  • オス犬の発情期の特徴とは?噛む・うるさいほど鳴く・震えるなども当てはまる?
  • 発情期のオス犬を落ち着かせる方法
  • 犬がマウンティングをするのは発情期?クッションに腰を振るのはなぜ?気持ち悪いからやめさせたい!

まずは発情期が始まるタイミングや特徴を見ていきましょう。

子犬が3ヶ月で発情期を迎えることはあるの?

犬の性成熟はオス・メスともに小型犬の場合は生後6ヶ月頃、大型犬の場合は生後12ヶ月〜24ヶ月頃といわれています。

メスの場合は生理がきて出血が確認できますが、オスの場合ははっきりと性成熟したことを確認しにくいようです。

犬の性成熟は、メスの場合は早い個体だと生後4ヶ月頃から始まることもありますが、生後3ヶ月でオス犬が発情することはないと思われます。

しかし、ぬいぐるみや飼い主さんにマウンティングをしたことで「もう発情期がきた!」とびっくりしてしまうことがあるようです。

犬がマウンティングをするのは発情期?クッションに腰を振るのはなぜ?気持ち悪いからやめさせたい!

マウンティングとは、犬が何かに前足をのせて腰を動かす動作を指します。

交尾の動きに似ているため、発情期がきたのかと思う飼い主の方も多いでしょう。

愛犬がマウンティングするのを見て戸惑ったり、不快に思う方もいると思います。

しかし、マウンティングは性的な欲求からのみ起こる行動ではありません。

マウンティングは、相手に対して自分の方が上であると示している場合のことが多いです。

そのため、オスだけではなくメスもマウンティングをすることがあります。

また、ストレスが溜まっている状態のときも、クッションやぬいぐるみにマウンティングをすることがあります。

注意しなければならないのは、他の犬に対してのマウンティングです。

これは犬同士の喧嘩につながりかねません。

すぐにマウンティングを止めて、自分の犬をマウンティングの対象の犬と離しましょう。

飼い主である自分に対してマウンティングをした場合も、上下関係が崩れかねないので止めさせましょう。

そして、運動不足などの欲求不満がある場合は、散歩や遊ぶ時間を増やしてあげてくださいね。

オス犬の発情期の特徴とは?噛む・うるさいほど鳴く・震えるなども当てはまる?

オス犬は、発情期を迎えたメス犬の臭いを見つけると、発情行動をとります。

メス犬の場所を見つけようと脱走しようとしたり、落ち着きがなくなってしまいます。

食欲不振、攻撃的になる、マウンティングやマーキング回数が増える、震えるなど、様々な特徴が現れます。

中には鳴く回数が増えたり遠吠えをすることも。

発情期の犬を落ち着かせる方法

オス犬が発情行動を見せているということは、近くに発情期のメス犬がいるということです。

メスからのフェロモンを嗅ぐことができるうちは、オス犬は本能に従って行動します。

そのため、発情期のメス犬から遠ざけてあげることが一番の解決策です。

発情しているのに交尾できないことは、犬にとってストレスになります。

もし交配させる予定がなく、オス犬の発情行動に悩んでいる場合は、去勢手術も検討してみてはいかがでしょうか。

 

オス犬の発情期は何歳まで続く?

オス犬の発情行動で心配なことがある飼い主の方、または交配のタイミングを考えている飼い主の方は、オス犬の繁殖能力がいつまであるのかと考えているかもしれません。

  • オス犬が発情期になると食欲が無くなるけど大丈夫?
  • オス犬の交配可能な年齢はいくつまで?

それでは見ていきましょう。

オス犬が発情期になると食欲が無くなるけど大丈夫?

オスの発情中に心配になることとして、食欲不振があげられます。

オス犬は発情すると興奮状態になっているので、食欲不振になることがあります。

これは男性ホルモンによってアドレナリンが分泌され、空腹を感じにくくなっているからです。

発情が治まると食欲も戻るようでしたら大丈夫でしょう。

しかし、発情が治っているのに食欲不振が続いている場合は、原因が発情ではない可能性があります。

原因を特定するために、かかりつけの動物病院に受診しましょう。

オス犬の交配可能な年齢はいくつまで?

オス犬は8歳時点でもほとんどが繁殖能力があり、それ以上の年齢でも健康であれば交配可能のようです。

そのため、生涯発情行動をとる可能性があると考えられます。

 

オス犬の発情期が始まる季節はいつ? 

実はオス犬は一年中繁殖行動をとることができると知っていましたか?

オスが発情するかどうかは、近くに発情期を迎えているメス犬がいるかどうかで決まります。

メス犬には周期的に発情する期間が訪れるため「発情期がきた」といわれます。

メス犬の発情期は半年に一回あります。

それは季節によるものではないため、愛犬と外出中に発情期を迎えたメス犬の匂いで発情が促される可能性がいつでもあるのです。

一旦その匂いを嗅いだオス犬は、本能に従って懸命にメス犬を探すことをなかなかやめません。

他のオス犬との喧嘩や脱走による交通事故など、怪我をするリスクが高くなってしまいます。

速やかに発情期を迎えたメス犬から愛犬を遠ざけることが、一番有効な解決策です。

 

まとめ

今回はオス犬が発情を迎えるタイミングや特徴について解説しました。

オス犬は一年中発情する可能性があるので、散歩中やドッグランでは十分に愛犬の様子に注意を向けましょう。

また、健康で手術可能な年齢であれば、去勢することで発情によるストレスを軽減してあげることも選択肢に入れてみてもよいのかもしれませんね。

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