トイプードルの子犬のシャンプーはいつから?頻度は?自宅でやるときのコツを解説!

ふわっふわの毛質がなんとも可愛いトイプードルですが、

  • パピー期のシャンプーはいつ頃から始めるのがいいの?
  • どれくらいの頻度でシャンプーするのがいいの?

パピーの頃は汚れもつきやすい分、そんなお悩みも出てきますよね。

その子によって体質も体調も違うので、何が最善か見極めてあげる必要があります。

また本来ならプロにお願いするのが1番ですが、自分でチャレンジしてみたい方もいるはず。

その場合の準備や手順など、どこから手を付けていいかなかなか難しいものです。

トイプードルのシャンプー前の準備から手順、その他のお手入れまで順を追ってご紹介していきます。

トイプードルの子犬のシャンプーはいつから始める?頻度は?

トイプードルはふわふわで可愛い、抜け毛が少ない 、ニオイも出にくいなど観点から飼いやすい犬種とされています。

ですが、それは飼い主様がしっかり丁寧にお手入れをしていた場合のみ。

自宅でのお手入れができていない場合がほとんどで、毛玉や涙やけ、口臭などに悩まされている飼い主様も少なくないのではないでしょうか?

シャンプーデビューは子犬期のワクチンが終わって1〜2週間後からが大体の目安になります。

頻度としては1ヶ月に1〜2回が目安です。

ただとても重要なのは、その子の体調や皮膚の状態によって変わってくることです。

  • シャンプーの必要性と役割
  • 子犬の皮膚の状態や体調に注意!
  • 自宅でシャンプーをするメリットとデメリット

まずは上記の項目に沿って説明していきます。

シャンプーの必要性や役割とは

まずは”シャンプーをする事の意味”をしっかり理解しましょう。

トイプードルはふわふわの毛質もあり、ホコリや砂など室内外、関係なく集めやすいです。

その毛質から、排泄時に汚れが体についてしまったりする事も多々あるため、シャンプーがとても重要になります。

また、毛質のせいで毛玉ができやすく、被毛の内側に湿気と汚れがたまり”皮膚の状態を悪くしてしまいやすい”犬種でもあります。

全身シャンプーとまではできずとも、部分的にでもしっかり洗って乾かせる事ができれば安心して過ごせますよね。

子犬の皮膚の状態や体調に注意!

子犬は成犬に比べて、免疫力がまだ不安定で体調も崩しやすいです。

自宅に迎えた際の環境の変化やワクチン接種など、ストレスを感じたりする事で体調を崩す子もいます。

また生活の中で、粗相をして汚れてしまうこともあるかもしれません。

そのため、いきなりシャンプーするのではなく濡れタオルで拭いたり、ぬるま湯で流してあげるようにしてあげて下さい。

そうする事で、”濡れる事”や”拭かれる事”に慣らしていきます。

皮膚への刺激や子犬へのストレスもあるので、最初から”全身のシャンプー”は避けるのが安心です。

また、飼い主様自身がスムーズなお手入れに慣れて行くためにも、部分的に洗うところから始めてもいいのかもしれませんね。

自宅でシャンプーをするメリット・デメリット

【メリット】

  • 体に触れる機会が増える。

→洗ったり乾かしたりする段階で体を良く見ることになるので、しこりや、皮膚の赤みなど早い段階で気づきやすくなります。

  • コミュニケーションの1つになる。

→声をかけながら、たくさん触りながら…実はコレってすごく大切なんです。

安心感や、信頼関係を築いていくきっかけにもなります。

  • プロにお願いするよりコストは抑えられる

→プードルのシャンプーの相場が5,000〜7,000円程に対し、犬用シャンプーは2,000〜4,000円ほどで購入でき、大体が薄めて使うものです。

最初こそブラシなどの購入費用はあるものの、長期的に見ればかなりコストを抑えられます。

【デメリット】

  • 慣れるまでは時間がかかる

→初めのうちは、慣れない作業に飼い主様も犬たちもジタバタしてしまうでしょう。

コレばかりは試行錯誤して、そのご家庭にあったやり方を見つけていくしかありません。

  • ある程度の技術がいる

→ブラシのかけ方、ドライヤーのあて方、そして抑える時のコツなど。

覚えることはありますが、チャレンジあるのみです。

  • 後片付けが大変

→壁に飛んだ水しぶき、水浸しの床、濡れたバスタオル。

作業を終えて一息…と思いきや最後の壁が待っています。

 

自宅でシャンプーをする時に必要な道具

シャンプー時に用意するものはこちら!

  • スリッカー、コーム
  • 犬用シャンプー
  • ドライヤーとバスタオル

最低限、これだけあればすぐにでもシャンプーはできます。

  • ボディスポンジ
  • ペットタオル
  • ドライヤースタンド

ただ上記のものもあると、作業がしやすくなるので合わせてご紹介していきます。

必要なものを用意しよう!

  • スリッカーとコーム

これはプードルを飼っているほとんどの方がすでに持っているのではないでしょうか?

普段のブラッシングだけでなく、シャンプー時にも大きく活躍してくれます。

  • 犬用シャンプー

自宅でシャンプーをする時は必ず犬用を用意して下さい。

人用だと刺激が強すぎるので絶対にNG。

また、犬用といっても種類はたくさんあります

もしどれを買ったらいいかわからなければ、お友達やかかりつけの獣医さんがおすすめするものから試してみるのもいいですね。

その子によって合う合わないは出てくるので、最終的には飼い主様の判断で1番合った物を見極めてあげてください。

  • ドライヤーとバスタオル

シャンプー後のブローで必須です。

ドライヤーは人用でも問題ありません。

温風と冷風を切り替えできるとベストです。

あると便利なモノはこれ!

  • ボディスポンジ

シャンプーを泡立てるのにあると便利。

キメの細かい泡で洗うことで毛の根元や皮膚までしっかり泡が浸透し、汚れが落ちやすくなります。

  • ペットタオル

吸水性があり、バスタオルに比べかなり使いやすいです。

ペットタオルで水がたれないくらいまで水気を取り、バスタオルで拭くようにすると洗濯物の量も減ります。

  • ドライヤースタンド

“ドライヤーをあてながらブラシで毛を伸ばす”のがとても大切なのですが、片手でドライヤーとスリッカーを当てるのはなかなか至難の業。

ドライヤーだけでも固定しておけたら片手も空いて、作業もしやすくなります。

シャンプーをする時の手順と失敗しない為の注意点

道具の準備が揃ったらいよいよシャンプーに入ります。

作業の手順に沿って、注意点やコツを解説していきます。

  • まずはブラッシングから
  • ぬるま湯で体を濡らす
  • シャンプーとリンスを使って洗う
  • ドライヤーで乾かす

 

①まずはブラッシングから

シャンプーをする前にスリッカーで軽く全身をブラッシングをしましょう。

毛玉の大小に関わらず、ほつれがあるとそこに泡が入っていかなかったり、乾きにくくもなってしまいます。

毛玉を取るのは最後のブローの時でも構いませんが、”洗う”という目的がある以上は先に泡が入り込めるようにほぐしておくといいでしょう。

特に毛玉ができやすい、耳の後ろ、脇、内股、などは日常的にブラシをしてあげることで、大きな毛玉になるのを防げます。

②ぬるま湯で体を濡らす

ぬるま湯の適切な温度は35℃〜38℃が目安です。

ぬるま湯で濡らしてあげることで、水溶性のよごれ(砂埃や排泄)をある程度流すことになり、泡を付けた時の泡立ちも変わってきます。

顔やお腹側なども忘れずに濡らしてあげて下さい。

顔を濡らすのは嫌がる子が多いです。

なので、シャワーの勢いを弱くしてシャワーヘッドを頭につけて勢いが弱い状態で流してあげて下さい。

どうしてもシャワーが苦手な場合は、柔らかいスポンジに水を含ませ、それをおでこのあたりに当て、ゆっくり流してあげると慣れやすいです。

​​③シャンプーとリンスを使って洗う

全身を濡らしたあとはいよいよシャンプーを使って洗っていきます。

希釈して使うものがほとんどなので、表記に沿って希釈し泡立てて下さい。

洗う時はどこからでもいいですが、顔に泡をつけるのは最後にしましょう。

爪を立てないよう、指の腹でマッサージをするように洗ってあげるのがポイントです。

シャンプーを流す時は顔から、そのまま後ろに流れるように泡を落としていきます。

シャンプー→リンスの順番ですが、汚れが酷いところは2回シャンプーをしても構いません!

※シャンプーもリンスも顔は泡を付ける時は最後、泡を流す時は最初に。

そうすることで泡が顔周りについてる時間を少しでも短くし、目や耳に泡が入るリスクを軽減します。

④ドライヤーで乾かす

泡をしっかり流したら乾かす作業に入ります。

ドライヤーを掛ける前に全身の水気を軽く絞ります。

ある程度水気が切れたら、バスタオルやペットタオルを使ってしっかり体を拭いてあげましょう。

それだけで、この後のドライヤーでのブローのやりやすさが格段に変わってきます。

ドライヤーで乾かすときは、毛玉になりやすい脇や内股、お腹から行いましょう。

体の内側が乾いたら、足や体を乾かしていきます。

ドライヤーを当てる時は20〜30cm離して当てること。

風を当てながら、毛の根元から毛先にかけスリッカーをかけて乾かします。

温風で全身乾かした後は、冷風にして乾かし残しがないか最終チェックを必ずして下さい。

ここで乾かし残しがあると、そこから皮膚が蒸れてしまったり、毛玉になってしまったりします!

ふわふわな仕上がりにするためのコツとブラシの方法

トイプードルをふわふわに仕上げる1番のポイントは、何と言ってもブラッシングです。

毛の根元から毛先にかけまっすぐブラシをかけることが出来るだけで、仕上がりは一目瞭然です。

とにかくブラシを使いこなせるようになる事が1番大切です。

スリッカーをかける時は皮膚に当てるのではなく、毛の根元から当てて下さい。

皮膚に当ててしまうと皮膚があれてしまったり赤くなってしまうので要注意です。

慣れるまではゆっくりかけて、スリッカーを使う感覚を身に着けていきましょう。

また、毛玉を取る時は無理やり取らないようにしましょう。

ほつれを引っ張られるのは犬にとっても負担になります。

どうしても取れなければ、プロにお願いするか、毛玉に沿って縦に少しだけハサミをいれると取りやすくなります。

ただ、素人が刃を使うのはリスクもありますので、できるだけプロにお願いするのをオススメします。

「なるべく自分でやりたい!」という方は、毛玉ができないよう、日常的なブラッシングを行うことで予防できます。

 

耳掃除や爪切りなどは自宅でやった方がいいの?

お手入れはシャンプー以外にもやることはあります。

  • 耳掃除
  • 爪切り
  • 肛門腺

これらのお手入れは自宅でやった方がいいのでしょうか?

お手入れ:耳掃除編

まずは耳掃除。

垂れ耳のトイプードルは耳の内側がこもりやすいです。

耳をめくって表面を軽く拭いてあげるだけで耳の病気は予防できます。

耳の中はデリケートな部分なので、拭いてあげる時はティッシュなどではなく、柔らかめのコットンなどで拭いてあげて下さい。

奥のほうは傷つきやすいので獣医さんやトリマーさんにお願いし、ひどく汚れている場合は獣医さんに相談し、点耳薬などを処方してもらいましょう。

また、異臭や大量の耳垢が気になる場合も早めに受診して下さい。

 

お手入れ:爪切り編

爪切りは、犬専用の爪切りを使用しましょう。

犬の爪は血管が通っているので、伸ばしすぎてしまうと血管も伸び、短くできなくなってしまいます。

余程ひどければ血管ごと爪を切る場合もありますが、かなり負担になるので普段から爪は短くしておきましょう。

爪切りのパチンという刺激が苦手な子は多いので、爪切りはプロにお願いするほうが安全です。

苦手な作業は迅速に終わらせてあげるのが1番ですが、慣れてないとどうしても時間がかかってしまい、その分の負担も大きくなりやすいです。

負担を軽減するためにも、最初はまずプロにお願いするのが無難です。

 

お手入れ:肛門腺編

これはシャンプー時であれば比較的、ご自宅でもやりやすいです。

尻尾を持ち上げ、肛門の下辺りの大体4時と8時のあたりを指で抑えます。

そのまま下から押し上げるように絞ると肛門腺が絞れます。

肛門腺を絞るのは作業自体は慣れてしまえば簡単ですが、慣れるまでが難しいです。

こちらも不安ならプロにお願いしましょう。

 

まとめ

自宅でのシャンプーは犬と飼い主のコミュニケーションにもなります。

その反面、飼い主様自身の作業負担は最初はかなりあるのは確かです。

犬も人も無理のない範囲でチャレンジしてみて、出来そうなら全身シャンプーにチャレンジしてみるのがベストです。

どうしても難しい時はプロにお願いしてあげて下さい。

必ずしも自分でシャンプーをして上げることが正解ではないですし、その子自身にストレスがかからない方法を見極めてあげることが飼い主様の役目だと私は考えています。

ただ、トイプードルという犬種の特性上、その毛質を維持するのは費用も手間もかかります。

最低限、お家でのブラッシングや足洗いまではやれるようになるといいかもしれないですね。

皆さまがより素敵なドッグライフを過ごせますように。

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