犬が前足で目や鼻など顔をかくのは痒いだけじゃない!隠された意外な愛犬の気持ち

犬が前足で顔を触っているのを見ると、なんだかかわいいと思ってしまう人もいるでしょう。

犬が前足を使うのは人間のようだからそう感じるのかもしれません。

犬は体や顔をかく場合、大抵は後ろ足を使うと思いませんか?

わざわざ前足を使うのはきっと意味があるはずです。

そんな犬の行動から気持ちを考えるきっかけになるよう、いくつかのパターンを調べてみました。

飼い主さんと愛犬の気持ちが通じて、より良い暮らしができますように!

犬が前足で顔をかく理由は痒いからとは限らない!愛犬の行動から分かる気持ち

愛犬が前足で顔をかいているのは痒いだけだと思っていませんか?

もちろん痒いから顔をかいていることもあるでしょう。

でも実は、その行動には話せない犬の気持ちを表現していることもあるのです。

注意して見ておきたい3つのことをあげてみました。

  • 犬が前足で口をかくのは不満の表れ?
  • 犬が頭をかいたり顔をひっかく意味は?前足か後ろ足かで気持ちが違う!
  • 手(前足)を舐めて顔をこするなど愛犬の行動がおかしい?

愛犬の気持ちを飼い主さんが知るヒントになる行動です。

詳しく解説していきます。

犬が前足で口をかくのは不満の表れ?

犬が前足で口をかいているのは、もしかしたら痒いのではなくストレスが原因かもしれません。

不満や不安があると自分の気持ちを落ち着かせるために口元を触る仕草は、犬だけでなく他の動物でもみられる行動です。

愛犬がしきりに口をかいていたら、不満に思っていることがないかを考えてみましょう。

または、口内炎などで口に違和感があって触っていることもあります。

口の中が赤く腫れていないか、よだれが増えていないかを確認してみてください。

アレルギーやアトピーの可能性もあるので顔や口だけでなく肉球なども確認し、必要に応じて獣医さんに診てもらいましょう。

犬が頭をかいたり顔をひっかく意味は?前足か後ろ足かで気持ちが違う!

犬は前足と後ろ足のどちらを使うかで気持ちの表現を使い分けているそうです。

犬が前足を使って頭をかくのは、不満を表しているといわれています。

愛犬はもっと飼い主さんと遊びたい、触れ合いたいと思っている可能性があります。

愛犬とのコミュニケーションの時間を増やしてみましょう。

一方で犬が後ろ足で頭をかいているときは、心が満たされているときだといわれます。

良いことがあったときなどに嬉しくて頭を後ろ足でかいていると思うと、照れているようでかわいいですね!

手(前足)を舐めて顔をこするなど愛犬の行動がおかしい?

前足を舐めて顔をこするのは犬らしくないとも思える行動ですね。

飼い主さんが「愛犬らしくない」と思うような不思議な行動をするときは、その行動の直前の出来事を思い出してみましょう。

愛犬をかまってあげていないときや叱った後なら、ストレスが原因かもしれません。

心当たりがあれば、愛犬を優しくなでてあげると良いかもしれませんよ!

飼い主さんの愛情をたっぷり愛犬に伝えてあげましょう。

犬が前足で目をかくなら受診して!目の病気の症状を知ろう

犬にとって目の不調は、人間と同じく様々な病気の合併症であることもあります。

愛犬が前足で目をかく仕草にもストレスなどの可能性はありますが、飼い主さんには目の病気についても知ってほしいです。

犬が目をかく理由について、3点に絞ってあげてみました。

  • 愛犬が前足で顔を隠すのは?かわいい仕草で表す気持ち
  • 犬が前足(手)を舐めて目をこする・目をかくのは眠いから?
  • 愛犬の目の周りが赤いのはなぜ?目を何かにこすりつけるのは病気やアレルギーの可能性も!

病気を訴えることを含めた愛犬の思いを知っていきましょう!

愛犬が前足で顔を隠すのは?かわいい仕草で表す気持ち

犬が前足で顔を隠す仕草は、とってもかわいいですよね!

飼い主さんも思わず「かわいい!」と声を出したり愛犬をなでたりすることでしょう。

もしかしたら愛犬は、この行動をすれば飼い主さんが喜んでくれたと覚えてするようになったのかもしれません。

犬が前足(手)を舐めて目をこする・目をかくのは眠いから?

愛犬が前足を舐めて目をこするのを見ると、「眠そうだな」と思いますよね。

就寝前だけにこの行動をするなら、実際に眠いのかもしれません。

それ以外のタイミングで頻繁に前足をなめるようなら、前足がただれていないか確認しましょう。

足が痒い・痛いという理由で舐めていることも考えられます。

そしてその不快感がストレスになり、気持ちを落ち着けようを目を触るというパターンもあり得ますね。

このように色々な行動を理由を知ってみると、愛犬の気持ちを予想しやすくなり適切な健康状態の確認や受診に役立ちます。

愛犬の目の周りが赤いのはなぜ?目を何かにこすりつけるのは病気やアレルギーの可能性も!

愛犬の目の周りが赤くなっていると、何か病気ではないかと心配ですよね。

「涙焼け」はとても身近な犬の目の病気ですが、似た症状でも別の病気の前兆ではないか、他の症状がないかにも目を向けましょう。

特に高齢の犬は、緑内障白内障など心配なことが増えていきます。

目に症状が出る病気の裏には、糖尿病など別の病気が隠れていることもあります。

愛犬のために、普段から健康的な食事や適度な運動を心がけてあげましょう。

床や家具に顔や目をこすりつけるのは花粉症やアレルギーからの痒みかもしれないので、一度アレルゲン検査をしてみるのも良いですね。

犬が前足で鼻をかく・どこかに鼻をこすりつける意味を考えてみよう

犬の気持ちは鼻を触る仕草でも読み解くことができます。

普段の様子と比較するためにも、日ごろから愛犬の様子や癖をしっかり見ておきましょう。

鼻をかいたりこすりつけること以外のサインや症状を併せて確認してみてください。

  • 愛犬がご飯を食べないで前足で鼻をこするのはなぜ?
  • 犬が床に鼻をつける不思議な行動?タイミングで見分ける愛犬の気持ち
  • 愛犬の鼻の頭の皮が剥ける!鼻を痒がるならストレスや病気が心配
  • 飼い主さんに犬が鼻をこすりつける気持ちは?前足で飼い主さんを押すときや「こいこい」と同じ意味?

愛犬のどんな気持ちも、一番近くにいる飼い主さんが気付いてあげれると良いですね!

では解説していきます。

愛犬がご飯を食べないで前足で鼻をこするのはなぜ?

愛犬がご飯を食べないとき、そのご飯は愛犬の好きじゃないものかもしれませんね。

前足で鼻をこする行動には、何か気に入らないことがあるという気持ちを表現している場合があります。

体調が悪いときや、そのご飯がアレルギーなどで食べられない場合には無理に食べさせず、動物病院に行き回復に努めましょう。

愛犬がご飯を食べない原因は、他におやつなどの美味しいものを知ってしまったことによるわがままということも考えられます。

そんな時は30分~1時間を目安に、季節によって様子を見ながらご飯を片づけてしまいましょう。

体調に異常がないなら、次のご飯にはお腹が空いていて好きじゃないものも食べる可能性があります。

犬が床に鼻をつける不思議な行動?タイミングで見分ける愛犬の気持ち

愛犬が床に鼻をつけているのを見かけると、不思議な行動に戸惑う飼い主さんもいるでしょう。

顔や鼻を床につける犬は少なくないようです。

犬なりの理由は、その行動のタイミングで見分けることができます。

例えば、ペットホテルや動物病院に行った後、初めての場所への外出時なら、そこが苦手な場所や慣れない場所だということが考えられます。

愛犬はちょっと嫌な気持ちになってしまったのでしょう。

また、お風呂やシャンプーをした後なら、自分についた変な臭いを消したいと思っているのかもしれません。

ご飯の後や寝起きに見られる行動の場合は、犬がリラックスしているためだといわれます。

愛犬の鼻の頭の皮が剥ける!鼻を痒がるならストレスや病気が心配

最近、愛犬がよく鼻をかいていると思っていたら、鼻の頭の皮が剥けるくらいひどくなっていたということがあります。

犬が鼻を痒がるのはストレスが溜まっているのが原因ともいわれます。

鼻の中に何かが詰まっていたり、できものがあることも考えられます。

愛犬が前足を使って鼻をかくのは不調のサインである可能性が高いので、飼い主さんが原因を探ってあげましょう。

鼻の皮が剥けてしまったら、感染症などを防ぐためにも受診することがおすすめです。

飼い主さんに犬が鼻をこすりつける気持ちは?前足で飼い主さんを押すときや「こいこい」と同じ意味?

犬が前足で飼い主さんを押したり、「こいこい」という両方の前足で「おいでおいで」をする仕草はかわいらしく、されると嬉しくなったりしますね。

鼻をこすりつけてくることも同様に、飼い主さんは嬉しい気持ちになることでしょう。

でも実際はどんな意味があるのか考えてみると、意外な気持ちを知ることになります。

犬が前足でちょいちょいと飼い主さんを押すのは、要求があるときが多いようです。

「ご飯をちょうだい」「もっと遊んで」などです。

「こいこい」も同じ意味がありますが、他にもカーミングシグナルといわれ緊張を示す行動でもあります。

知らない人に会ったときにする「こいこい」はちょっと緊張しているけど仲良くなりましょう、という意味だといわれます。

そして愛犬が飼い主さんに鼻をこすりつけるときに表す気持ちは、甘えたいときにする「かまってほしい」「遊んでほしい」という要求であることは同じです。

でも、もしかしたら「かまえ!」「遊べ!」「なでろ!」など上から目線の可能性があります。

散歩のときに犬のほうが前に歩いていないかなど、お互いの上下関係に注意してみましょう。

お子さんがいる家庭では犬が子どもにだけ鼻をこすりつけることもあるようで、そんな場合は犬は子どもが自分より下の立場だと思っているのです。

難しいことですが、愛犬へのしつけや接し方を考え直しましょう。

まとめ

犬が顔をかいたり触るとき、前後どちらの足を使うかで反対の気持ちを表しています。

後ろ足は嬉しいとき、前足は不満や不調や要求があるときが多いようですね。

上下関係を崩さないように気を付けながら、かまってほしい様子なら思いっきり愛情を注いであげてください。

今回あげているのはほんの一例です。

犬にも個々に別々の感情や癖があるので、気になる行動は都度調べたりしながら愛犬の気持ちを知っていきましょう。

意外な思いを知ることができて面白いかもしれませんよ!

病気の可能性も頭に置いて、いつでも対処できるよう気を付けながら愛犬と楽しく生活していきましょうね。

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